女性宇宙飛行士のスニータ・ウィリアムズは、2007年ボストンマラソンに国際宇宙ステーション(ISS)から参加。
現地と同時にスタートして、ルームランナーで見事42.195kmを完走しました。
では、スニータ・ウィリアムズが宇宙でボストンマラソンを完走するのにかかった時間はどれくらいでしょう?
正解は「4時間24分」!
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宇宙でマラソンに参加
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最近は健康や楽しみのためにジョギングをし、マラソン大会に出場するという市民ランナーが増えていますね。
そんな市民ランナーたちが、ケガなく、体の不調に悩まされずに楽しくランが続けられるようにお灸を使ったセルフケアを活用してほしいと、
弊社では2017年からマラソン大会でのお灸のセルフケア普及活動をはじめました(詳しくは Okyu runnersをご覧ください)。
弊社でも、フルマラソンを走ったことがある社員はほとんどいません。
ある社員はハーフマラソンで大変な思いをして完走しましたが、フルマラソンとなるとどれだけキツい思いをしなければならないか、想像に難くはありません。
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そんなフルマラソンを宇宙で完走した女性宇宙飛行士がいるということです。
しかもタイムは平均的な市民ランナーよりちょっと早いくらい。
地上では重力に対して体を支えるために常に筋肉を使っている状態ですが、宇宙では重力がないため、体中の骨や筋肉は使わないことで衰えてしまうそう。
そのため宇宙ステーションに滞在するクルーは、毎日必ず2時間ほどのトレーニングを行うことになっているようです。
スニータ・ウィリアムズさんは2006年12月に打ち上げられ国際宇宙ステーションに到着、2007年の6月まで滞在しました。
宇宙でのトレーニングではよくルームランナーで走っていたという彼女は、その年のボストンマラソンの出場資格を満たしていることを知る機会があり、
それなら宇宙から参加してはどうか?と考えて走ることにしたそう。
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無重力でのマラソンは、体の重みが感じられない分、地上に比べれば疲れにくいのでは?と考えるかもしれませんが、実際には地上でのマラソンとは異なる苦労があったようです。
まず、ルームランナーから体が浮いていってしまわないように、ハーネスを装着して走ったそうですが、
締め付けがきつすぎて普通のマラソンでは感じられないような筋肉の痛みに襲われたと話しています。
また、風がないので汗で濡れた服が全く乾いてくれないこと、
競技中に同僚がトスしてくれた補給用のオレンジをキャッチできなかったことなども明らかにしています。
ただし、一番つらかったのは、地上でのマラソンと同じ30キロ付近の地点だったとか。
彼女は地球帰還後に2008年のボストンマラソンに今度は地上で参加したそう。
2016年のロンドン・マラソンではティム・ピーク宇宙飛行士が同じく国際宇宙ステーションから参加し、3時間35分でフルマラソンを完走しています。
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宇宙という未知の世界に飛び出していく宇宙飛行士たちのたくましさに勇気を貰えるエピソードですね。
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もぐさん
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