6月の宇宙クイズ

 

実は月や火星よりも人類が移住しやすいといわれている金星。
では、金星の地上の気温はどのくらい?

 


正解は「425℃」!!

 

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灼熱の金星が移住に向いている理由

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火星における生命の痕跡などを調査するため、

人類はこれまで「火星探査」を積極的に進めてきました。

2020年代には人類の火星到達を実現するべく、現在も開発が進められています。

しかしここにきて、

人類にとって移住するのにふさわしい環境の惑星は実は金星なのではないか、

と考える科学者もいるのだそうです。

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火星への移住が難しい大きな原因は重力。

火星は重力が地球の4割ほどしかなく、このことが人体に様々な悪影響を与えると考えられています。

この環境下で長時間過ごすと、筋力が低下し、視力に悪影響を与えるのだとか…。

さらに火星は大気がほぼゼロであるため、太陽線などの強い電磁波にさらされる危険性があり、

気温が常時0℃以下、時にはマイナス125℃にまで達することもある、という厳しい環境。

この中で安全に暮らすためにはドームに覆われた区画で暮らす必要があるとのことです。

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一方金星はどうかというと…、実は金星も地表部分はかなりヘビーな環境。

425℃という想像すらできないほどの酷暑の中、常に硫酸の雨が降っています。

到底生き物が住むことができる環境ではありません。

しかし、これはあくまで地表の話。

そこから上空約50キロの地点へ移動すると

「適度な重力」「地球とほぼ同じ気圧」「大気による放射線のカット」「30℃~50℃の程よい気温」

という好条件がそろった環境になります。

また、地球と距離的にも近いから輸送や通信も比較的簡単なのも金星が移住に有利な点。

こうした観点からNASAでは飛行船などを使った空中都市をつくることで

金星に移住が可能なのではないかと検討を行っているそうです。

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ドームに覆われた火星の都市も、地上50キロに浮かぶ金星の空中都市もどちらも魅力的で

いつか実際に見てみたい、と想像を掻き立てられますね。

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もぐさん

 

参考ページ

 

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